降魔座レポート
今回は、ちと長文。その旨、承知おき願う。
3月のある日(前回の投稿より後)、
降魔座が「ギア・チェンジした」と
感じたので記事に・・・。
般若が腑に落ちて、ふと、降魔座をやった。
→ なんか降魔座をすると体が温かくなる感じで
日々やるようになった。気がつくと、
冷え性が大きく改善してた。
これは、以前伝えたよね。
(降魔座:世間様は坐禅と・・・)
若き日は、
効果を感じることが出来なかったので
習慣化できなかったのじゃが、
降魔座は習慣にしたかったんよ、マロ。
why? : マロの敬する先哲の方々が、
行っていたから。
と謂うことで、般若が腑に落ちてから、毎日
やってたわけ(約15ヶ月)。
まずね、
ゆっくり深い呼吸をするのに必要な筋力が整った。
これすごく感じる。
普通に立ったり、座ったりしてる時でも、スムーズに
深い呼吸ができるようになっとんよナァ。
(普通の状態で深い呼吸をすると、腹の底から息を吐いてる感覚がある。
いままでの深い呼吸とは全く異なっている。)
なんか、降魔座独自の筋力アップ的なものもあるような気がする。
でね、降魔座を1時間くらいやってたらさ、
なんか頭の中にあるいろいろな想いが
すごーく遠くにあるような、
頭の中が広~くなったような感じでさぁ
頭の中がすごーく静かに感じたんよ。
降魔座を終えて、しばらくしてから、ふと、思ったんよ。
あの感じで もっと、もっと、ずう~っと、ずう~と
遠くへ(それこそ宇宙の果てまで)己の想いがいった状態を
維持できたり、感じたりできたら
寂 滅 為 楽
って いうのかなぁ って。
あとね、
日々の生活の中で、改めた方がよいことを
気づかされるようになったんよ。なんか不快感が・・・。
(良くないクセ とか お行儀が よろしくない的な事ね)
*-------(上記を詳細に)----------*
何気ない「己の所作・行い」に、
不快感を生じるようになったんよ。
いままでは、
不快感など無かった「所作・行い」に対してな。
そして、この言葉が浮かんでるんよ。
「過ちて改めざる 是を過ちと謂う」
and 「過ちては改むるに 憚ること勿かれ」
憚る:はばかる 勿れ:なかれ
そして、この↑言葉の感じ方が変わってるんよ。
心の芯(核)が是正を求めてきてる感じ なんよなぁ。
=ちなみに=
上記以外の知識として頭にある
「偉人の言葉」や「中国古典系の言葉」 等も
ふと、浮かんだ時は いままでと変わってるんよ。
知識が反応(いままで) → 心の芯から反応(現在)
=ちなみに end=
これらの体験を経て 心に浮かんだのは、
「仏道をならふというは、自己をならふなり。」
だったよ。
そして、
降魔座は、繰り返し実践することで、
自己の新たな境地を開拓する
もしくは(別の表現をすると)
心と謂うか、精神と謂うか、
その人を その人たらしめている空なるものを練磨する
そんな作用があるような気がする。
でなぁ
なんか,心のジュークボックスから、
♪「we'll give it a shot !
oh! oh! we're half way there
oh! oh! Livin' on a prayer・・・」
って、流れてきてな、
そしたら、高橋君に伝えたくなっんヨ。
(いろんな事で思い煩う事があっても確かに違ってきているんよ。
降魔座をする前と後で、その事に対する脳の感覚が。
(↑:後述の〔考えてみた(添付.2)〕を・・・)
あとさぁ、
前述のような体験をすると、なんとなくだけど、
己が敬する先哲の方々が、なぜ坐禅を行っていたのかが、
わかってきたような気がするんよなぁ。
だから、今後も継続(降魔座)して、ギアチェンジっぽい
体験があれば、記事にするワ。 )
### 以下は、伝えたいことの補助 or 第2義的な内容 ###
「無心について」+ 「 余 談 」
添付.1「まろの降魔座について」
添付.2 「考えてみた」
添付.3 「マロ的には、ありがたいもの」
= 無心について =
坐禅(座禅)って無心になるってイメージがあるかもと思ったので
マロの認識を記述しとくワ。
a. 一般的な無心の定義について
無心=雑念や邪念がまったたく無い状態
↑:悟った人だけなれる
1. 臨済宗では、公案を解く時など等も坐禅する (or していた)。
マロは、そう認識してる。
【参考:公案の一例】
父母未生以前に於ける、本来の面目如何
2.曹洞宗では「普勧坐禅儀(一部):思考が及ばないものを思考しなさい」
というのがあるみたい。
a&bでイメージが変わってることを期待。
変わったならば、「坐禅の無心」を己自身で定義願う。
= 余 談 =
(記事作成期間中のこと.)
降魔座を終えて、半跏趺坐しながら茶を喫する。
しばらくしたら、ふと、
5~6年前の苦い思いをした出来事が頭に・・・。
なんか、過去が本当の過去になってる感覚あり。
そこで、一首
歩みきた 孤島の中の あの道も
初の舟出に 遠くとおくへ
〔別の表現をすると〕
にわとりのように 陸の上からしか過去を とらえられなかった 自意識が
とんびのように 大空に舞い上がり、上空から過去をとらえてる
ような感じ。
*----補足:本当の過去-----*
ふと、苦い過去が頭をよぎった時に
「あれは、あれで よかったんちゃうのかなぁ」
or 「あれは、あれで必要な経験やったんちゃうんかなぁ」
って思えるようになってる感じ。
↓
[ なんで、ああしたんやろう とか ああすれば良かった
みたいな感じでの深追いをしなくなってる ]
*---- 補足_end ----*
= 余談.end =
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=添付1:マロの降魔座について=
(はじめに)
* 何かテキストがあってとかじゃなくて保有知識をベースにした我流。
* 兎に角、呼吸に意識を集中させる。より長い時間。
(意識の向け方など仔細は毎回変わる)
↑:体調・ストレス度合い(脳環境) 等に影響されるため
* 後述しているのは、ギアチェンジ後。
(開始当初(15ヶ月前:降魔座したときの足の痛みの克服からだったね。
<吉祥坐の結跏趺坐は痛みなしだったけど、降魔坐は「痛たぁー」だったからの>)
*-------( start )----------*
まず、降魔座して印を結んでって体制を整える。
(マロ:座布団を2枚重ねて、降魔座しとるよ)
そして、ゆぅ~くり息を吐くときに数を数える(数息観)。
短時間コースは、30をひとつの目処にして、数えとる。
(まろの場合:10までゆっくり数える*3回:約5分)
30(=10*3)までいったら、吐くときに
吐いてー、・・・ 吐いてー、
って、息を吐く行為に意識をむけさす。
そして、もっとゆっくり、もっと深く
呼吸することに意識を集中していくんよ。
そして、段々体の感覚にも意識を向けいってるんよ。
(↑:(主に)吸う時:額~鼻 吐く時:腹まわり )
終えるタイミングが必要だから、10分から15分
後にアラームが聞こえるようにしとるナ。
(30に達しても雑多な思いが沸いてる(近く感じる)時は、
数えることを継続。「呼吸・体の感覚」に意識が向かないからね。
ここが、日々変化する。
すると、もう少し数えてみた方がいいなぁ って思うようにった。
すると、より時間のあるタイミングで降魔座をする。
そして、長時間行うと、また違った感じ方を経験する。
己の状況として普段より煩ってる感がある時は、
タイマーなどセットせずに、
意識が体の感覚に向くまで行ってる。
いまんとこ、大体1時間くらいだね。長くても。
[15分+30分]・[1時間+10分]・[15分+15分+30分] 等
降魔座の回数・時間は日によって違うけど毎日やってる。
そんな感じ。)
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=添付2:考えてみた=
「降魔座と身体(脳)」の関係についての考察&推察
降魔座の前と後で 脳の感覚的 な変化が
なぜ、起きるようになったのか考えてみた
1) ゆ~っくり深い呼吸をすることで副交感神経を活性化する
2) 降魔座を日々継続することでセロトニン受容体が活性化しやすくなる
3) 降魔坐を日々行うことでシナプスの可塑性に繋がる
(副交感神経が優位になりやすいシナプスの可塑性が生じてきていると推察)
上記の複合的な効果により、
降魔座前後の脳の感覚的な変化が起きやすくなっていると考える
[ 脳の感覚的な変化とは ]
→ 交感神経の活動低減 及び 副交感神経の優位性向上
では、 考えが煮詰まった時_などに
「音楽を30分聴く」 のと 「降魔座を30分行う」
この違いは、なに ?
降魔座は、
交換神経を刺激するための根本的な身体器官の働きを弱めている考える。
音楽_等の外的なものを利用しての休憩_等は、副交換神経を刺激することが
Mainの働きとなっていると考える。このため、副交感神経への刺激が終了
すると交換感神経が比較的すみやかに活性化してしまう。
一方、降魔座の場合は、交換神経を刺激するためのホルモン 等を作り出す身体
器官(副腎_等)の働きを低減させる。
(↑:影響が交換神経を活性化するための根本(内臓)に及んでいると考える。)
このため、交換神経の活性化がゆるやかとなる。
この身体器官の働きが低減するのは、血流が通常と大きく異なることが要因と
なっている(推察)。
降魔座は、通常時より血のめぐりが悪い状態、かつ 呼吸以外の動作なし。
- 血のめぐりが悪い(より詳しく)-
私的な経験として、降魔座を一定時間行うと腹部が空洞化したような感覚に
なる。 また、さらに長い時間行うと印を結んで固定している腕・結跏趺坐
している足にしびれ・冷えを感じた事もある。
一般的に ”しびれ・冷え=血流量低下が原因”である。
この血流量低下がゆっくり深い呼吸を一定時間行うことで内臓にまで及ぶ。
このため、腹部が空洞化したような感覚に陥る(推察)
この内臓の血流量低下が
交換神経を刺激するための根本的な身体器官の働きを弱めている
*ーーー ↑:ここまでの降魔座の特徴(一般的な気分転換との相違点)を整理 ---*
( 降魔座独自の体制を維持することで腹部への血流量が低下する。
このため、交換神経を刺激(活性化)するための
根本素材[各種ホルモン等]を作りだす臓器の活動を
「加熱状態」からcoolーdown。
このcoolーdownが交換神経の活性化をゆるやかなものとしている。
↑ちなみに、この感覚(腹部の空洞化)は心地よい、マロ的には。)
故に、一般的な気分転換(音楽を聴く 等)よりも
副交換神経が、かなり優位な状態をより長く実現していると考える。
*----- 車(エンジン)で表してみる -----*
a,bにおけるエンジンの稼動を交感神経の活性度合いととらえる。
イメージ的には,bが降魔座ね。
a: 渋滞や信号(赤)による速度低下や停止
b: 車を車庫入れしてエンジンを停止した状態
# a:外部環境 b:運転手,自らエンジン停止
走行中に赤信号でエンジン停止。ありえないよね。
すみやかな発進ができないから。
(上記ではエンジンの稼動で表した。これを
車全体の電気の流れ=交換神経とイメージすると
よりクリーンにa,bの違いが想像できるよね。)
*------------------------------------*
【 以上を総括的に整理してみる 】
降魔座は、ゆっくりと深い呼吸をすることで副交感神経の活性化を促す。
また、日々行うことで副交感神経が優位となりやすいシナプスの可塑性を実現。
さらに、交換神経を刺激する素材を作りだす臓器の活動を沈静化させ、
一般的な気分転換よりも副交換神経がより優位な状態をより長く持続する。
このため、降魔座の後では、一般的な気分転換より、
脳の感覚的変化を大きく感じるのだと考える。
交感神経_優位(状態)思考 ⇒ 副交換神経_優位(状態)思考へ
これ↑が「一歩、ひいて考える 」の真意(核心)
↓
完全なる冷静 (客観的)思考
これを実現している。
=ちなみに的な補足=
オーバーヒートしている交換神経の活動を低減して再考する
↑:これ↑がこれまでの「一歩 ひいて考える」
つまり、交換神経の働きは低減しているが
副交感神経が優位な状態での思考には、至っていない。
マロは、斯様↑な結論に至った のであった。
(勿論、思考する事象・その事象の内容・時期(現在・過去)_等によって
「完全なる」とまでは言えない。
だからこそ、降魔座を継続することに意義がある と・・・。)
= 補足:(副交感神経が優位になりやすい) シナプスの可塑性 =
補 足 :=シナプス(神経回路の接合部)の可塑性=
意識して繰り返し刺激を与えることでシナプスが物理的・生理的に、
その性質を変化させることが出来る能力 と認識してる。
また、シナプスの可塑性については、各個人の脳内状況によって異なる。
〔脳内状況〕
脳内状況とは、脳内の各部位における交換神経・副交換神経の
活性化比率・活性の度合い(強弱)を指す。
また、血液の質(糖・γ-GTP・コレステロール等)も関係があると思われる。
(臓器の稼働率(活動負荷)が脳内のどこかの部位に
影響すると想像されるため。 )
【蛇 足】
x=休日は、仕事と謂う名の 車のエンジンをすみやかに停止 できるタイプ
y=休日は、仕事と謂う名の 車は停止するが、エンジンを停止できにくいタイプ
(or 仕事と謂う名の 車は停止するが、エンジンを停止しないタイプ)
こんな感じて、タイプ分けすると高橋君は・・・。
注:マロは、医療系の機関や学校に在したことはない
(↑: 知っとぉワ! って )
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=添付3:マロ的には、ありがたいもの=
ありがたいものがyoutubeにあったので、貼っとくナ。
唱えるテンポとか太鼓のリズムとか鐘とか、いいんよ、マロ的に。
たまに、降魔座前に聞く時があるんよ(3'40)。
(画面はみないね、マロは。ヘッドホンして、瞳は閉じてる)
= 添付 end =
完
= memo(マロ専用)=
「坐禅中の無心」≒「快適に生きるための事を考ることを去った心の状態」
↑:心中の我執我所執心比率を知るために必要だから